検診・ワクチン
コルポスコピー
コルポスコピー

子宮頸がん検診を受けられていますか?
コルポスコピー検査:早期発見で未来の健康を守る
子宮頸がん検診で「細胞診異常」「要精密検査」と診断された方へ
コルポスコピー(膣拡大鏡診)検査は、早急頸がんの早期発見や前がん病変の診断に不可欠な精密検査です。当院では、最新の医療機器を用い、患者様一人ひとりに合わせた丁寧な対応を心がけています。全ての検査は院長が直接担当し、不安を取り除きながら、科学的根拠に基づいた診療を提供します。

コルポスコピー検査(精密検査)が必要な理由と検査のタイミング
1.子宮頸がんの増加傾向
日本では毎年約11,000人が子宮頸がんを発症し、約2,800人が命を落としています。特に、20代~30代の若い女性において罹患率と死亡率が増加していることが問題視されています。



国立がん研究センターがん対策情報センター「がん登録・統計」 地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2014年) より作図
国立がん研究センターがん対策情報センター「がん登録・統計」 人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2017年) より作図
2.早期診断の重要性
子宮頸がんは前がん病変の段階(異形成:CIN1~CIN3)で発見することが、とても大切です。コルポスコピーは、異形成やがんの早期発見に不可欠な検査です。早期に診断、治療することで、がんへの進行を防ぐことができます。
3.検診結果に異常があった場合に行う精密検査
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細胞診で「ASC-US」と診断され、HPV陽性の場合
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細胞診で「ASC-H」「LSIL」「HSIL」「SCC」「AGC」と診断された場合
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その他精密検査が必要とされた場合
4.症例に基づいた適切な診断
異形成の程度(CIN1-CIN3)や上皮内癌(CIS)を正確に診断し、次のステップ(経過観察または治療)を明確にします。
子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)分類
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病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科 第2版:141 より改変
コルポスコピー検査の流れ
1.検査の準備
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月経中は避けてご予約ください。
2.検査の実施
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コルポスコピーを用いて子宮頸部を拡大観察し、必要に応じて組織の一部を採取(組織診)します。実際の所見も、ご希望があればお見せしながらご説明します。
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病変が疑われる部位からの採取したサンプルは、専門の病理医が解析します。


3.結果の説明(組織診検査から約2週間後)
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スライドやモニターを用いてコルポスコピーの結果を分かりやすく説明します。
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結果によって、HPV genotype検査が追加されます。
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必要に応じて治療計画を立て、他の医療機関への迅速な紹介も行います。
当院でのコルポスコピー検査の特徴
1.専門医による直接診療
院長が全ての検査を担当し、不安な気持ちに寄り添いながら、的確な診断を行います。
2.最新の設備と丁寧な説明
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検査中に観察している内容をモニターで共有しながら、具体的な状態をご説明します。
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専門用語を避け、分かりやすい説明を心がけています。
3.痛みの少ない診療
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痛みを最小限に抑えた検査技術で、安心して検査を受けられます。
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検査後のケアについてもきめ細かくサポートします。
4.精密検査から治療まで一貫した対応
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高度異形成(CIN3)や上皮内がん(CIS)の場合、あるいは浸潤がんが疑われる場合は、信頼できる専門医療機関への紹介を迅速に行います。
検査費用と保険適用
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健康保険適用: コルポスコピー検査や組織診は保険診療となります。
メッセージ
子宮頸がん検診結果に『異常』があると指摘され、不安なお気持ちを抱える方へ。
早期発見と適切な対応が、未来の健康を守るカギです。当院では、科学的根拠に基づいた丁寧な診療を提供し、不安を一つ一つ解消するお手伝いをいたします。お気軽にご相談ください。
予約とお問い合わせ
コルポスコピー検査をご希望の方は、専用のご予約フォームまたはお電話でお問い合わせください。